令和7年9月23日(火・祝)秋分の日に、東京都世田谷区下馬にある世田谷山観音寺において『第74回特攻平和観音年次法要』が執り行われました。
特攻平和観音は、昭和27年5月に音羽の護国寺において開眼供養が行われ、昭和31年5月に世田谷山観音寺に遷座されました。特攻平和観音には、陸海軍航空特攻のみならず舟艇関係の特攻烈士を含め四千六百有余名の英名が胎内に奉蔵されています。
世田谷山観音寺は、生前の鳥濱トメがここに祀られている観音様と同じ観音像を開眼して知覧でお祀りするために何度か足を運んだというご縁がある寺院です。知覧特攻の母鳥濱トメ顕彰会からは、会員皆様の会費や寄付金によりお花を供えさせて頂きますとともに、理事長、事務局長、会員複数名によりお祈りを捧げて参りました。また、当会が共催させて頂いておりますカートエンターテイメントプロデュース舞台「帰って来た蛍」の製作者・出演者ご一同様も供花をされますとともに、出演された俳優の方々が参列されました。
特攻平和観音年次法要は、氏神の駒繋神社との神仏習合で行われており、世田谷山観音寺住職による願文奏上と駒繋神社宮司による神儀が執り行われました。その後、参加者全員による「同期の桜」「海ゆかば」慰霊献歌、玉串奉奠、焼香により、御英霊への感謝と安らかなるお眠りをお祈りしました。
なお、世田谷山観音寺では、毎月18日14:00から特攻平和観音様 月例参拝も行われています。
当顕彰会は、鳥濱トメの志を引き継ぎ、特攻隊員への思いを風化させないよう努めて参りますので、皆様におかれましては今後とも変わらぬご理解・ご支援のほど賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
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